にほんごはなまる💮

文系の社会人大学院生による記録

30代からはじめる大学院生活(3)面接~合格まで<完>

こんにちは、はなまるです💮

先日、大学院の入学式に参加してきました。雨が降りしきり、冬に戻ったかのような寒い一日でした。教授や同期入学者たちと顔を合わせ、いよいよ始まるんだなという実感が湧いてワクワクしています。

さて、前回までの記事で「(1)大学院選び~研究テーマの決め方」と「(2)大学院出願」について書きました。

nihongohanamaru.hatenablog.com

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今回は面接について書きたいと思います。この記事で大学院の受験については完結ということになります。

4.面接

わたしの大学院では、二次選考はオンライン面接のみでした。二次選考に試験が実施される大学院もありますので、まずはご自身が志望する大学院の入試情報をご確認ください。以下は、面接の準備~当日までの体験記となります。

💻面接の準備

面接に先立ち、ツテをたどって行きついた大学院の先輩(在学生)にお話を聞きました。出願の時と同様に、ここでもやはり先達に教えを乞うのが確実な道かと思います。面接官は何名か、面接は何分程度か、どのような質問をされるか、どのような回答が求められているかといったことについてあらかじめ得られる情報は得ておきましょう。

オンライン面接の場合、PCやWiFi環境はしっかりと整えておきましょう。Zoomを使用する場合、最新の状態にアップデートし、表示名や背景は事前に設定しておきましょう。自分の音声が相手に届いているかは印象に関わると思うので、マイク・スピーカー設定の確認も忘れずに。特に、ヘッドフォンを使用される方は自分の口元にマイクが来るように調整しましょう(マイクが口元から離れすぎていると、声をうまく拾ってくれません)。

🎤面接での質問内容

わたしが面接官(教授)から受けた質問はざっくりと以下のようなものでした。

  • なぜ本研究科を目指したのか(志望動機を簡潔に)
  • 前職の日本語教育機関ではどのような業務内容だったか、そこで何を一番学んだか
  • 事前課題についてどのように考えたか、事前課題で提起された問題について日本語教師として気をつけるべきことは何だと思うか
  • 研究テーマとして挙げた理論あるいは用語についての理解の確認(○○の良い点と悪い点は何だと思うか、など)
  • 調査によってどのような結果が得られれば、○○(仮説)と判断するのか
  • 修士課程修了後の進路の希望

「研究テーマとして挙げた理論あるいは用語についての理解の確認」では、研究計画書に自分で書いた理論や用語について一部説明を求められました。意味や内容を分かっているか、どのように理解しているかを確認されていたのだと思います。「○○の理論において、AやBの方法はどのように位置づけられていると思いますか」とやや応用的な内容の質問をされた時は、かなり動揺しました。しかしどうしようもなく、まず分かる範囲で答えた後に「Bの方法については経験がなく…」と正直に言いました。面接の場ではありますが、教授の視点を知れるのは貴重だったなと思います。そのような観点で考える必要があるのかという気づきになりました。

「調査によってどのような結果が得られれば、○○(仮説)と判断するのか」という質問にも、うまく答えられていなかったと思います。記述が明確ではなかった部分についての説明を求められた(自分の頭の中にしかない、フワッとしたイメージを言語化できていなかった)のですが、その場では、とにかくその頭の中のイメージを安直な言葉で必死で説明しました。

ご参考までにですが、もともと面接に割り当てられた時間は1時間でしたが、実際は30分程度で終了しました。

💡受け答えのポイント

これは大学院の先輩からいただいたアドバイスですが

・「面接官からの質問に対して論理的かつ簡潔に答えること」

意識していても、なかなか難しいものです。ある程度予測していた質問には要点のみ簡潔に答えることができたのですが、予想していなかった質問に対しては正答が分からず、しどろもどろに言いつらねて余計に印象を下げてしまうということがありました。面接相手(教授)は日本語教育を自分よりも遥かに知り尽くしたプロ、動揺も虚勢もおそらく全てお見通しだったのかなと…。

自分が調べていなかった文献の存在や気づいていなかった観点について指摘された時は、「そのことについては考えが及びませんでした/勉強不足でした」と素直に受け入れることをおすすめします。あまりに基本的なことを知らないとなると評価は下がるかもしれませんが、他者からの指摘や意見に対する受容の態度としてプラスに働く印象もあるのでは、と今では思います。研究者かつ実践者として、年齢と経験をどれだけ重ねていても必要になる資質の一つと言えるのではないでしょうか。

💭面接を終えたときの手応え

手応えとしては五分五分でした。上述の通り、うまく答えられなかった質問もあったのですが、前半の志望動機の部分などで入学したいという熱意は伝えられたという感触はありました。

入学してから同期にも話を聞いたところ「圧迫面接だった。聞かれた質問に答えられなくて、絶対落ちたと思ったら受かっていて驚いた」という声がちらほら聞かれました。わたしはと言えば、圧迫というほど問い詰められた印象はなく、比較的淡々と、しかし半端は許さずという雰囲気の中で進んだように思います。こればかりは面接を担当する教授によるのでしょうね。

面接は休日に行われたのですが、翌週の平日には早々に結果が発表され、合格しました。すごく嬉しかったのですがにわかには信じがたい気持ちで、受験番号が合ってるかどうか、数字がゲシュタルト崩壊するほど何度も確認しました。

🤝大学院入試はチームプレイ

こうして入試を振り返ってみると、職場の同僚、先輩や上司、養成講座時代の先生など周りの人の力をフルに借りたなと思います。持てる人脈はすべて使ったという感じです。

わたし自身、他の人に頼るのはあまり得意ではない(何でも自分でやらなきゃと思ってしまう)のですが、初めての大学院入試で分からないことだらけでなりふり構っていられず、お相手の迷惑を深く考えるよりも先に連絡を取ってしまいました。結果、遠慮せずに頼ってよかったなと心から思います。

相談や依頼にあたり「しばらく連絡を取っていないから頼めるか不安…」という気持ちが先行するかもしれませんが、その方にお願いしたいという気持ちさえ伝えれば、きっと引き受けてくださると思います。

大学院に入ってからも、教授をはじめ研究室の先輩や同期、大学院事務所スタッフといった多くの方に支えられ、奨学金の金銭的なサポートを受けながら研究生活にまい進していくのだろうと想像します。受けた恩は社会に還元し、そして次の世代へ自分もそのバトンを引き継いでいけたらと思います。

大学院受験編はこれで完結となります。

次回からは大学院での生活について書いていこうと思います。

30代からはじめる大学院生活(2)大学院出願

こんにちは、はなまるです💮

桜が咲きはじめ、気温も上がってようやく春らしくなってきましたね。

この記事を書いている2025年春から大学院に通い始めますが、入学式は花冷えの雨予報。着ていく服に迷います。

さて、前回の記事では「(1)大学院選び~研究テーマの決め方」について書きました。

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今回は出願について書きたいと思います。

3.出願

大学院の出願にあたり、まずは大学院のHPで入試情報を確認しましょう。

願書の受付期間を確認し、出願書類をダウンロードしましょう。入試要項をよく読み、何を、いつまでに準備しなければならないかを確認して、自分で出願までのスケジュールを立てることをおすすめします。

証明写真、大学の卒業・成績証明書など、新たに取得したり取り寄せる必要がある書類もあります。

そして、大学院の出願にあたり研究計画書(研究テーマ)の提出が必要になります。わたしが出願した大学院では、他に志望理由書と事前課題の提出も必要でした。その代わり、対面での試験はありませんでした。

ここでは研究計画書に絞って書きたいと思います。

👩🏻‍💻研究計画書の書き方

研究計画書とは何を、どのように書けばいいのでしょうか。

わたしはまず『基礎からわかる 論文の書き方』(小熊英二著、講談社現代新書)を熟読しました。著者はもともと理系出身の方ですが、大学院では社会学を専攻し、博士まで取られています。

研究計画書の書き方はもちろん、問いの立て方やどのような研究方法があるかなど必要十分に書かれており、研究初心者にとって非常に読みやすく、かつ参考になる本だと思います。

こちらの本を読んだ上で、手始めに研究テーマに関わる先行研究を探すことから始めました。

書籍や論文の検索にあたっては、論文検索サイト(Google ScholarCiNiiなど)でのキーワード検索のほか、国立国会図書館国際交流基金日本語国際センターの図書館を利用しました。

埼玉県の北浦和にある日本語国際センター図書館は、日本語教師の方であれば利用者登録が可能です。日本語教育関連の書籍が豊富に揃っており、都内近郊にお住まいの方であれば一度は行ってみることをおすすめします。閲覧室も広々としているので落ち着いて作業ができます。

研究計画書は次のような流れで書きました。

  • 研究動機から書き始め、リサーチクエスチョンを立てる
  • 研究テーマについて先行研究ではどのように述べられているか示す(先行研究では「○○のような学習者には○○という教え方が有効である」と述べられている、など)
  • 先行研究でどのような点が明らかになったか、また、自分の研究で新たに明らかにしたいことは何か
  • 研究の学問的貢献や社会的意義
  • 研究に用いる方法と調査内容
  • 修士2年間の計画
  • 引用文献、参考文献のリスト

研究の学問的貢献や社会的意義」については、日々の授業の中で疑問を持ったことを研究テーマにした方であれば、自分の研究内容が日本語学習者あるいは日本語教師が抱えている問題の解決の一助となりうるという観点で書くことができると思います。

また、これは養成講座時代にお世話になった先生にアドバイスしてもらったことですが、自身の研究テーマが日本語教育の枠組みの中ではどのように位置付けられるか、という視点を研究計画書の中に加えると良いそうです。

文化審議会国語分科会が示している『日本語教育の参照枠』や『日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)』を参照し、自身の研究はどの記述を根拠にできるか、ぜひ検討してみてください。

研究に用いる方法と調査内容」については、これから大学院でまさにその研究方法を学ぼうと思っているところなので、想像でしか書けませんでした。先ほどご紹介した『論文の書き方』を読んで「これが合ってそうだ」と思った方法や、先行研究で用いられている方法を参考にして書きました。

調査対象(アンケートやインタビューを行う相手)については、現状想定される対象者を書くということでよいと思います。わたしは学習者を対象にしたアンケートとインタビューの実施を考えていると計画書には書きましたが、出願の時点で特に職場や学習者に対して了承を得ていませんでした。

入学後に知ったことですが、そもそも研究・調査を開始するにあたって大学に対して研究内容の申告をし、研究倫理に反していないかどうか審査を受けることになっているそうです。入学後に研究テーマや内容が変わる可能性も高いですし、出願の時点で職場や対象者に了承を得る必要はないと思われます。

⏰出願までのスケジュール

先ほど「出願までのスケジュールを立てる」方がいいと書きましたが、実際のわたしのスケジュールはどのようだったかと言うと、下記の通りです。

  • 出願1か月前~:先行研究調べ→参考文献のリストアップ→文献を読みはじめる
  • 出願10日前~:志望動機・事前課題・研究計画書を書きはじめる ※大学へ卒業・成績証明書の発行依頼も
  • 出願の前日:すべての出願書類のチェック
  • 出願受付開始:郵送書類の送付+オンライン上での書類提出

出願の1か月前に研究テーマが決まり、それから先行研究や参考文献を読み始めました。研究計画書などの書類作成にかけた日数はどのぐらいだったかと言うと、実は10日間ほどでした。それまでは、参考文献をリストアップしたり、図書館で文献を借りてきて読んだり、覚え書きをOneNoteMicrosoftが提供しているノートアプリ)に書いたり、書くための準備をしておきましたが、実際に書き始めたのは出願の10日前からでした。この10日間は家や図書館で集中して作業し、書類を書き進めては参考文献に立ち返ることの繰り返しでした。

このスケジュールでぎりぎり間に合ったという感じです。大学への証明書発行依頼はもう少し早くやっておけばよかったですし、参考文献の読み込みも十分できたとは言い難いです。研究計画書の分量は3000字程度のため書くこと自体はそれほど時間がかかりませんが、書く前段階として先行研究調べや参考文献の読み込みには時間がかかりましたし、限られた分量の中に必要十分な内容をまとめることに苦心しました。

ちなみに、わたしが出願したのは大学院1校のみでした。大学院を選んだ理由が「研究テーマについて指導してくれる教授がいること」でしたので、完全なる決め打ちでした。併願する大学院や研究室について調べたり、書類を準備する時間がなかったというのも理由です。

💡大学院経験者からアドバイスをもらう

いま大学院受験を考えているみなさんの周りに、大学院に行った経験のある方はいらっしゃるでしょうか。

たとえば日本語教師養成講座の先生は(理論科目を教える場合)修士号の取得が条件になっているようですし、日本語学校の専任の先生の中にも修士号をお持ちの方がいると思います。そうした大学院経験者に、研究テーマの設定や研究計画書の作成についてアドバイスをもらうことをおすすめします。

わたしはと言えば、研究テーマと事前課題については書き始める前に養成講座時代の先生に助言をいただきました。しかし、「入試なのだからなるべく自分の力で頑張らなければ」という気持ちもあり、最終的にできたものはチェックしていただかずに提出しました。もう少し時間の余裕があれば、遠慮せずに提出前の出願書類を見てもらえばよかったと思います。

結果的に書類選考に通ったのは幸運でしたが、他の人から出願書類について客観的なアドバイスを受けること自体は不正ではありませんし、もっと頼ってもよかったかもしれないと今では思います。ある程度形になったところを他の人に見てもらって「これを研究でやるのは難しいorやることに意味があるのか」と根本から否定されることが怖い気持ちもありました。

しかし、大学院に入ってからは(卒業後も)物事を批判的に見ることが重要になりますし、「そもそも」から考えなければならない場面が多くあると思います。自分には頑ななところがあると自覚しているので、大学院では他者からの意見を受け入れる練習をしていきたいと思う所存です。

かくしてどうにかこうにか出願書類を送り、書類選考に通って大学から二次選考(面接)の案内をもらいました。

次回は面接について書きたいと思います。

30代からはじめる大学院生活(1)大学院選び~研究テーマの決め方

こんにちは、はなまるです💮

わたしはこの記事を書いている2025年の春、日本語教育修士号を取るべく、都内の私立大学院にて大学院生活を始めます。

新卒で入社したのは旅行会社でした。「20代のうちに海外で働きたい!」という思いが捨てきれず、養成講座を経て日本語教師になりましたが、大学院への進学を決めたのは30歳を過ぎてからでした。

同じように社会人になってから大学院への進学を考えている方の参考になればと思い、受験~入学までの流れについて記事を分けて書いていきたいと思います。

🇹🇭 大学院進学を考え始めたきっかけ

タイの日本語教育機関で2年ほど仕事をしていた時、周りの日本人の先輩・上司たちはみな修士課程を修了した方たちでした。それが就業要件であったためですが、私のポストでは修士号までは必要ありませんでした。

先輩上司からは「日本語教師を続けていくなら、修士は取っておいた方がいい」との助言をいただき、また、次に海外で働くなら彼らのポストを目指したいとの気持ちがあったため、帰国後は大学院に進学しようと思い、準備を始めました。

また、日本語の授業をする中で悩むことも多く、でも日々の授業準備に追われ、授業を振り返る時間も新たに学びのインプットをする心の余裕もありませんでした。「落ち着いた環境で、今一度日本語教育について学び直したい」「日本語を教える時に自分が大切にしたいと思う軸を見つけたい」という思いが強くなったことも、進学を決めた理由です。

1.大学院選びのポイント

では、大学院とはどのように選んだらいいのでしょうか。

先輩上司曰く、その大事なポイントは

  • 「自分が研究したいテーマについて指導してくれる教授がいること」

これが一番大きいとのことでした。

そのためには、入りたい大学院を決める前に、自分が研究したいテーマは何か考えておく必要がありますよね。これについては次の項で後述します。

研究テーマについて造詣が深い教授がいる大学院が最優先ではありましたが、他にわたしが見ていたポイントは以下の通りです。

  • カリキュラムが充実しているか
  • 修士号取得までの期間
  • 学費
  • 奨学金の有無、採用率
  • 大学が家から通える範囲か
  • 在学中、卒業後もネットワークは広がりそうか

時間もお金もかけて学ぶ大学院、やはり質の高い学びが得られるところがいいと思いました。

修士の期間については、現職日本語教師向けのリカレントコースを設置している大学院もあり、そこでは1年で修士号が取得可能とのこと。

最短で修士号が取れるのは魅力的でしたが、同僚の日本語教師曰く「入学時点で研究計画が相当しっかりしていないと、1年で修士論文を提出するのは至難」とのこと。

ただ研究をして修士論文を書くだけではなく、日本語教育の理論科目をなるべく多く取って学び直したいと思っていたわたしは、通常通り修士号を2年間で取る方向で決めました。

💸お金の心配

大学院への進学にあたり、一番不安だったのは(今もですが)金銭面でした。特に入学時には、私立の場合70〜80万円程度のまとまったお金が要ります。

1年目の分は今までの貯金でなんとか賄えると思われたものの、2年目からの学費は厳しそうでした。そのため、奨学金を利用しつつ、週3~4日は大学院に通い、週2日ほどは日本語学校での非常勤の勤務を続けるつもりでいました。

2.研究テーマの決め方

これが一番難しいところでした。大学院での研究テーマとはどのように探せばいいのでしょう。

これも先輩上司に助言を乞うたところ

  • 「日々の授業や業務の中で生じた疑問や課題の中から探すといい」

とのこと。すでに日本語教師として授業を行っている方でしたら、学生の学習への取り組み方、学習動機、つまずきについて感じることがあるはずです。

あるいは、授業を準備し、実施する中で文法や教え方についての疑問、困難な点といったものをすべて書き出してみることをおすすめします。

わたしはスマホのメモ機能を使って、気づいたことや疑問に思ったことを日々記録するようにしていました。その内のほとんどは調べれば解決可能なものだったりしましたが、学習者や教師に対し、インタビューなどを通して聞き出さなければ分からないことは、研究テーマになりうるのではと思います。

事あるごとに日本語教育関係の学会やセミナーに参加したことも良いヒントになりました。どの大学の、どなたが、どのような研究をしているか聞きに行けるチャンスですし、自分の興味がある分野とはどのようなものか、思いを巡らすきっかけにもなります。

大学院や研究室のHPからは卒業生の修士論文のテーマを見ることができ、これも参考になりました。

また、各大学院では受験生を対象にした説明会を毎年実施しています。4月入学者向けであれば、前年の夏(7月ごろ)に実施する大学院が多いようです。

説明会にはぜひ参加してください。カリキュラムや受験スケジュールの説明があり、在校生や教授との相談会を実施しているところもあります。研究テーマや計画についてアドバイスをもらうことも可能です(相談会とは別途、教授に自分の研究計画について個人的にメールして相談したという話もしばしば聞きます)。

わたしも後に入学することになる大学院の受験説明会に参加しました。そこである教授が仰った

  • 「研究テーマや計画は出願時点のものを提出するということで構わない。もし入学後に研究計画がまったく変わらないのなら、それは大学院に入った意味がない」

という言葉は胸に刺さりました。

「こんなことが研究テーマになるんだろうか」「入学後に研究の方向性が変わったらどうしよう」という不安が一掃されました。

このようにして、かなり行ったり来たりしながらも、ひとまず研究テーマと所属したい研究室(教授)を決めたわたしは、某私立大学院へ出願することを決めました。この時点で出願開始日の1か月前になっていました。

出願については次の記事で書きたいと思います。